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詩集 マラルメ 挨拶 Poésies  Mallarmé  Salut


       挨拶
   
何もない、この泡立ち、処女の詩句
ただ脚付きグラスを指し示すことしか。
これほど遠く群れをなすセイレンたちが
溺れている、さかさまにたくさん。

われわれは航行中だ、オー私の色々な
友人達、私はすでに船尾にいる、
きみらは豪奢なその船首にいて、
雷と冬の海を切り開く。

美しい陶酔は私を誘い
船の縦揺れさえ恐れずに
立ってこの挨拶を捧げる、

孤独、暗礁、星
われわれの帆の白い悩みに
値する総てのものに。


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