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妖精の不思議 FÉERIE


       妖精の不思議

ほっそりした月は聖なる微光を注いでいる、
まるで軽い銀の布地の裾のようであり
大理石の基礎の上にだが、そこに来るのは「影」
真珠色の馬車の螺鈿色の薄布が続くのを思いながら。

絹のような白鳥たちのために、それらが蘆をかすめるのは
半ば輝く羽毛のある竜骨だが
影は果てしない雪のようなバラをむしり
その花びらは水の上で円を描いている . . .

生きているのか? . . . オー砂漠、恍惚の快感、
そこは弱い鼓動がラメの水により死ぬ、
用いるのは秘密の戸口、水晶のエコーによるが . . .

その肉体は柔らかなバラの花々で当惑して、
震え始める、運命の叫ぶダイヤモンドが
一条の日光ですべての広大な寓話に亀裂を入れるときに。


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