眠れる森で AU BOIS DORMANT
眠れる森で
プリンセスが、純粋なバラの宮殿で、
ざわめきの下、動く影のなかに眠っている。
そしてサンゴ色で漏らしたのがあいまいな一言
そのとき迷子の鳥たちは、それらの金の指輪をつついている。
彼女は聞いていない、落下する水滴が
遠く一世紀の宝を響かすのも、
漠とした森林の上に、フルートで融合した風が
角笛のフレーズのざわめきを引き裂くのも。
そのままに、長く、エコーがそのディアナを再び眠らせよ、
オー常にもっと公平なのは柔軟なつる植物に対してだ
それは揺れそしてつぶる両目を打つ。
彼女の頬にそんなに近くで、そんなにゆっくりしたそのバラが
追い払おうとしないのは襞のその喜び、
そこに注がれる一筋の光をひそかに感じている。