SSブログ

[ 私の古書ら . . . ]  [ Mes bouquins refermés . . . ]


       [ 私の古書ら . . . ]
             
私の古書ら、パフォスの名詞で閉じられる、
それは私を楽しませる、唯一のひらめきで
ひとつの廃墟を選んで、これはヒヤシンス色の下で
千の泡に祝福され、遠くの、勝利の日々のもの。

走るのか冷気が、大鎌の刻々の沈黙を伴って、
私は空虚な弔歌をそこで梟のように鳴きはしまい、
たとえ地面すれすれのこの非常に白い飛び跳ねが
すべての景色に対して偽りの風景からの名誉を拒否しようとも。

私の飢えは、どんな果実もここでは食べないが、
それらの博学の欠如のなかに等しい風味を見いだす。
何と輝いていることか、人間のよい香りの肉体が!

ある大蛇の上の足、そこで私たちの愛が火をかき立てている、
私は長く考える、おそらく狂ったように、
もうひとつの果実を、古代アマゾネスの焼かれた乳房を。




共通テーマ:学問

[ 玄武岩で溶岩の . . . ] [ A la nue accablante tu . . . ]

 
     [ 玄武岩で溶岩の . . . ]
             
玄武岩で溶岩の暗礁と
対するのは雲
重くたれこめ囚われのエコーに直接沈黙している
効果のない警笛を用いて

墓場に似たどのような難船が(君は知っている、
泡は、全くそこによだれを垂らしている)
漂流物のなかの至高のひとつである
むき出しになったマストを消し去ったのか

あるいは何らかの高度な喪失による
荒れ狂った過失であるのか
むなしく広げるすべての深淵は

非常に白いそして無理やり連れていくその髪の毛のなかで
セイレーンの子供の脇腹を
強欲にも溺れさせるであろう



共通テーマ:学問

[ 君の物語に私が入り込むのは . . . ]  [ M'introduire dans ton histoire . . . ]


   [ 君の物語に私が入り込むのは . . . ]
             
君の物語に私が入り込むのは
怯える主人公になること
彼が領地のある芝生を
その裸の踵から触れたので

私が知らないのは侵害する
氷河での無邪気な罪
それは私が高らかにその勝利を
笑うのを妨げないものだろう

言って私が嬉しくないかどうかを
雷鳴とルビーがハブにあり
空中にこの火が穴をあけるのを見ていて

散らばる王国とともに
私の二輪戦車の唯一の夕暮れの
車輪が赤紫色に死ぬように



共通テーマ:学問

[ どんな絹織物が . . . ] [ Quelle soie aux baumes de temps . . . ]


      [ どんな絹織物が . . . ]

どんな絹織物が、時の芳香をもち
そこにキマイラが疲労困憊になっていても
曲がりくねり自然な雲の価値があるというのか、
それを、君の鏡の外に、君は広げる!

旗々の沈思する穴々は
私たちの大通りで高揚しているが、
私といえば、君の裸の髪がある、
満足する両目を埋めるための。

いや、口はそれが噛むことでは
味わえなく確かでないだろう、
もし君の王侯の恋人が

かなりの房のなかに
息を押し殺す「栄光」の叫びを
ダイヤモンドのように、吐き出さないのなら。


共通テーマ:学問

Ⅲ [ レースは消し去られる . . . ]  [Une dentelle s’abolit . . . ]


    Ⅲ [ レースは消し去られる . . . ]
             
レースは消し去られる
最高の「遊び」に関する疑いのなかで
冒瀆のように大きく分けても
ベッドの永遠の不在しかない。

この一斉の白い衝突は
花綱と花綱のそれだが、
ほの明るい窓ガラスのそばに逃げ
覆いつくすというよりは漂っている。

だが、夢によって金色になる人の家で
悲しく眠っているのは一丁のマンドール
空洞の虚無の音楽家のもの

そのマンドールのとおり、何らかの窓に向かい
どんな腹でもなく、その胸より
子は生まれることができるだろう。


共通テーマ:学問

Ⅱ [ はかないガラスの器が . . . ]  [ Surgi de la croupe . . . ]


     Ⅱ [ はかないガラスの器が . . . ]
             
はかないガラスの器が
臀部から一飛びに出現するので
苦い夜を花で飾ることなく
知りもしないその首は途切れる。

私は二人の口が飲まなかったとまさに思う、
彼女の恋人も私の母も、
決してキメラに至るまでも、
私といえば空気の精、この冷たい天井にいる!

無尽蔵のやもめ暮らしのほかに
どんな飲み物も入っていないその純粋な壺は
死に瀕しているが同意しない、

無邪気なキス、最も死を思わせる者たちのだが!
何かを滅ぼすことに、
闇のなかで一輪のバラを知らせながら。



共通テーマ:学問

Ⅰ [ 夕方のすべての「誇り」は . . . ] [ Tout Orgueil . . . ]


    Ⅰ [ 夕方のすべての「誇り」は . . . ]
             
夕方のすべての「誇り」は煙となる、
振動のなかで消された松明だ
不滅の一吹きが
放棄を猶予できないとしても!

古くからあるその部屋は、多彩であるが
地に落ちた記念品の相続人のものだが
暖めることさえないだろう
その人が廊下から突然現れても。

過去からの必然の苦悩は
猛禽の爪のように
否認の墓をしっかりつかんでいて、

その苦悩が孤立させる重い大理石の下で
他の火を着火しない、
閃光を放つコンソールの他に。



共通テーマ:学問

[ 旅をすることの唯一の気遣いとして . . . ]  [ Au seul souci de voyager . . . ]


   [ 旅をすることの唯一の気遣いとして . . . ]
             
旅をすることの唯一の気遣いとして
華麗で不確かなインドを越えてだが
—この挨拶が願うものとは、時の
使者、岬を君の船尾が追い越している

そのとき小型帆船とともに低く沈み込んでいる
ある帆桁の上で
飛び跳ねて常に泡を吹いていたのは
新しい知らせをする一羽の鳥

それは単調に叫んでいた
舵柄が変わらないにしても
ある役に立たない方位を
絶望と宝石の夜を、

青ざめたヴァスコの微笑みまで
反映されたその歌によって。



共通テーマ:学問

オマージュ Hommage

        オマージュ
             
すべての「曙」はかじかんでさえいて
こわばらせるのは暗がりのこぶしだが
耳の聞こえないその人によって口に当てられた
青空のラッパに対していて

羊飼いというものを所有しているが彼はヒョウタンを伴い
未来の彼の歩みに沿って
強く打つ杖にそれはつけられている
豊富な泉が湧き出るまで

先立ってそのように君は見たのだ
オー孤独なピュヴィ
ドゥ シャヴァンヌ 
         決して一人ではない

時代を導き屍衣のない
ニンフに乾杯
時代がそれに発見するのは君の「栄光」



共通テーマ:学問

オマージュ Hommage


        オマージュ
             
沈黙が、モアレによりすでに陰気であるが、
並べているのは、一本以上の襞、調度の上にある、
それは主要な柱の沈下が
記憶の欠落とともに突き落とすはずのものだ。

我われのとても古いはしゃぎ、それは呪術書の勝利、
ヒエログリフ、その千ほどは高揚し
その翼で広めるのは、慣れ親しんだ戦慄!
私にそれを隠せ、もっと早く戸棚のなかに。

それをほほ笑むことにより、本来の喧騒は
主要な光たちの間では嫌われたが、噴き出した、
それらの幻影のために生まれた教会広場の方にまで、

大音響の金のトランペットら、べラムの上で恍惚となっている、
神リヒャルト ワーグナー、放射しているのは祝典、それは巫女の
嗚咽となるインクによってさえ黙ることのできないものだ。
  


共通テーマ:学問


          墓
             一周忌 — 1月1897
黒い岩は、怒らせられ北風がそれを転がしているから、
止まらないだろう、敬虔な手のもとでも、
それは人間の困難によって彼の類似を探り
ある不吉な型を祝別するかのようだ。

ここはほぼ常にモリバトが鳴いていて
その形のない喪の悲しみが多くの結婚できる
雲の襞によって圧迫しているのは、明日に熟成し
またたきが群衆を銀色に照らすであろう星。

誰を探す、我らが放浪者から先ほど外れた
その孤独の跳躍をたどりながら—
ヴェルレーヌ? 彼は草のなかに隠れている、ヴェルレーヌ

率直な同意しかしないで、見つけるのは
その唇はそこで飲むのではなく、その息が尽きるのでもなく
ある浅い小川、死とそしられている。



共通テーマ:学問

シャルル ボードレールの墓 Le Tombeau de Charles Baudelaire


      シャルル ボードレールの墓

埋もれたその神殿が泥とルビーを垂らし
墓を思わせる下水の口によって忌まわしくも
暴露するのはあるアヌビスの偶像
その鼻面は炎を思わせ凶暴なほえ声のようだ

もしくは最近の瓦斯は怪しげな芯をねじ曲げてほしい
人はそれを知っているのだが堕落のぬぐう女を受けよ
それが凶暴に火をつけるのは不滅の恥丘
その飛翔は街灯に沿って外泊する

どんな小枝が祈願の夜なき都市のなかで乾かされたが
祝福することができるだろうか彼女がベールのボードレールの
大理石にむなしく腰を落ちつけるようだから

彼女は震えで巻かれ不在の
彼女は彼の「亡霊」守護する毒と同様いつも吸うべきだ
たとえ私たちがそれで滅びるとしても



共通テーマ:学問

エドガー ポーの墓 Le Tombeau d'Edgar Poe

        エドガー ポーの墓

「彼自身」のとおりに、やっと永遠は彼を変える、
「詩人」が裸の剣で目覚めさせるのは
彼の世紀、それは死がその奇妙な声のなかで
勝ち誇っていたのを知らなかったことに唖然とさせられるもの!

かつて天使が部族の言葉にもっと純粋な意味を
与えるのを聞いているヒュドラの卑しい飛び上がりのように
彼らが声高に叫ぶのはその魔力、それは
ある黒い混合の破廉恥な波のなかで受けられるもの。

敵対する大地と雲の、オー不満!
もし私たちの考えが目もくらむポーの墓を飾る
浅浮彫りで彫らないのならば

静寂の石塊、暗い災難によってこの世に落ちた、
この最小の花崗岩が永遠にその境界石を表さんことを、
将来に散乱する「冒瀆的表現」の黒い飛翔に対して。


[ それらの無垢の爪 . . . ] [ Ses purs ongles . . . ]


      [ それらの無垢の爪 . . . ]

それらの無垢の爪、とても高くそれぞれの縞瑪瑙を献じている、
「苦悩」がこの深夜、神灯を持つように支えるのは
多くの夕暮れの夢、「不死鳥」に焼かれている、
夢はその灰を納める壺を手に入れない、

人のいない客間の、飾り棚の上に、小さい謎ではなく、
よく響く空虚な置物は棄てられている、
( なぜなら、その「主人」は冥界の川へ涙を汲みに行ったから
携えていたのはその唯一の物である名誉の「無」)。

しかし北の空いている十字窓の近くに、金色が
滅びかけている、たぶん一角獣らの装飾に
よるが、それらは水の精に対して火を吹きかけている、

彼女、鏡のなかの裸の死者、それにしても
枠によって閉じられた忘却のなかに固定しているのは
七重奏のすぐあとの輝き。



共通テーマ:学問

[ 勝利を収め立ち去る . . . ] [Victorieusement fui . . . ]


     [ 勝利を収め立ち去る . . . ]

勝利を収め立ち去る美しい自死
栄光の燠、泡による血、ゴールド、嵐!
オー笑いだ、もしあそこで緋色が
私のいない墓にしか豪華に広げないようにするのなら。

何! あの輝き全体の切れ端でも
居残らない、いまは夜中、私たちを祝う闇に、
別なのは、頭のうぬぼれた宝が
その愛撫される物憂げを振りまいていること、松明なしに、

君の頭、こんなにいつも大きな喜びだ! 君の頭が
そう、それだけが消された空から留め置いている、
子供のような勝利の少しを、光と一緒に

髪を整えながら、そのときクッションの上に
君は頭を置いている、子供の女帝の戦争用兜のように、
そして君を象るため、それにバラが降るらしい。



共通テーマ:学問

[ 無垢の、生き生きした、美しい . . . ] [Le vierge, le vivace et le bel . . . ]


    [ 無垢の、生き生きした、美しい . . . ]

無垢の、生き生きした、美しい今日の日
それが私たちに酔った翼の一撃で引き裂こうとするのか
この堅い湖を、それは逃れなかったいくつもの飛翔である
透明な氷の堆積が霧氷の下に生息しているのを忘れられている!

一羽のかつての白鳥は覚えている、それが見事でも
希望なく解放される自分であることを、
生きる領域を歌わなかったために
そのとき実りのない冬の倦怠が輝いていたが。

全体の彼の首は払いのけるだろう、その白い苦悩を
それは空間を否定するその鳥に空間によって科されるものだが、
しかし羽が捕らえられる地上の恐怖ではない。

幻、この場所にその純粋な輝きが与えるものだが、
それは動かないでいる、無益な追放のなかその「白鳥」が
身に着ける、軽蔑による冷えた夢によって。



共通テーマ:学問

いくつものソネット Plusieurs Sonnets


         いくつものソネット

闇が宿命の法則によりそのような古い「夢」、
私の椎骨らの欲望にして悪、を脅迫したとき、
陰鬱な天井の下で滅びることに苦しめられて
その夢はたたんだ、私には疑う余地のないその翼を。

豪華、オー黒檀の大広間そこは、王を魅惑するために
有名な花の綱々がめいめいの死のなかでそれら自身をよじっている、
君たちは暗闇によって偽られた傲慢でしかなかった
自分の信心に目がくらむ孤独の人の眼には。

そう、私は知っている、この夜から遠い昔まで、地球が
非常な輝きの奇異な神秘を投射していることを
醜悪な何世紀のもとに、さほどそれを暗くしないで。

空間は増大しようと自分を否定しようと自身に同じであり
この倦怠のなかに卑しい火々を転がしている
祝祭状態のとある星にいる天才が輝いた証拠のために。



共通テーマ:学問

小曲 Ⅱ Petit air Ⅱ


      小曲 Ⅱ

馴らしえずに爆発しなければなかったのは
私の希望がそこに投じられるように
そしてあの高みに失ったのは
熱狂と沈黙をもって、

声、木立には無縁
あるいはエコーがあとに続かない
鳥、誰も決して聞かなかったもの
別の機会に命あるときに。

そのすさまじい歌手、
それは迷いのなかで息を引き取る
もしその胸でなく私の胸から
最悪の悲しみが噴出したなら

引き裂かれ全てのそれは
ある小道の上に留まろうとしている!



共通テーマ:学問

小曲 Ⅰ Petit air Ⅰ


     小曲 Ⅰ

何らかの孤独は
白鳥も河岸もなしに
その廃用を映している
私があきらめた眼差しに

虚栄からのここで
それを触るには高く
多くの空が自身を混交しているものだ
夕陽の金色とともに

だが悩ましげに行くのは
脱ぎ捨てた白い下着のような
ある逃げ去る鳥
もし大喜びの女がそばに潜るなら

波のなかのあなた
裸の歓喜となっている




共通テーマ:学問

短い手紙  Billet


      短い手紙

断じてつまらない突風ではない、
通りを占拠するような、
そこは帽子の黒い飛翔を起こしやすいが。
そうではなく一人の踊り子

モスリンの旋風か熱狂のようだ、
泡となって飛散していて、
その膝で掻き立てているのは
彼女そのもの、私たちはその全てのために

生きた、そのほかは、繰り返されていて
機知に富み、酔いしれ、動かず
チュチュで雷のように打つ、
たいして心配をしない

ロングスカートの風が
ホイスラーを煽るという笑いを除いて。



共通テーマ:学問

通俗な歌々Ⅰ(靴直し)Ⅱ(香草を売る女)Chansons basⅠ(Le Savetier) Ⅱ(La Marchande d'herbes aromatiques)


       通俗な歌々
         Ⅰ
                ( 靴直し )
松脂がなければ何もできない、
ユリは生まれつき白い、匂いとしては
単純に私はそれが好きだ
このよい修理屋よりも。

彼は私の靴に革を
付け加えようとしている、私がかつて
経験しなかったほどに、それが失望させるのは
裸の踵の欲求だ。

彼の金槌は外さないで
からかい好きな釘を
靴底に打つ、その欲求が
常によそに導こうとしているので。

彼は靴を作り直すのに、
オー両足、君らがそれを望むなら!

         Ⅱ
               (香草を売る女)
君の青い束のラヴェンダー、
この大胆なまつ毛で
君が私にそれを売ると思うな
偽善者に対するように、たとえ彼が

それを壁にかけるにしても
その場所は絶対の場所
からかう腹を青い気持ちに
よみがえらせる所。

それよりはびこる豊かな髪の
ここに入れたらいい
健全な茎がそこで匂う、
ゼフィリーヌ、パメラ

あるいは導く、亭主の方に
生まれたばかりの君のシラミどもを。


共通テーマ:学問

ベルギーの友人たちへの想起 Remémoration d'amis belges


      ベルギーの友人たちへの想起

時が過ぎそのような微風がそれを動かさないのに
すべての老朽それには束の間だが
目に見えるようでありほぼ香の色
私が感じるのは一襞ごとに沿って寡婦の全ての石が服を脱ぐこと

漂っている即ち自分で証拠を持ってこないように見える
そうでなければ時間というものを撒くこと大昔の芳香として
私たち古くからのある人々は私たちの新しい友情の
唐突さにとても満足している

オー非常に大事な人たち決して平凡ではない
ブリュージュで出くわし曙が増していたのは
過ぎ去った運河そこに多くの白鳥が散らばる遊歩道が伴う

そのとき厳かにこの旧市街は私に教えた
その息子たちの誰が他の飛翔に指名するのかを
精神の発散する機敏な翼のようだが。


共通テーマ:学問

詩帳の一枚 Feuillet d'album


      詩帳の一枚  

突然それも遊びのように
マドモアゼルあなたが望んだのは
私の木管のいろいろなフルートが
少し現れるのを聞くことだ

私に思えるのは風景を前に試された
この企てが良いもののようであること
そのとき私はそれをやめた
あなたの顔を見るために

そうこの徒労のひと吹きは
私のいくつかの利かなくなった指に従って
最後の限度まで私が吐き出したものだが
手段を欠いている

それがあなたのとても自然で明るい笑い
空気を魅了する子供の笑いをまねようとしても



共通テーマ:学問

他の扇 マラルメ嬢の Autre éventail de Mademoiselle Mallarmé


    他の扇 マラルメ嬢の
          
オー夢見る女、私が道なき
純粋な喜びに潜るように、
巧妙な嘘で、私の翼を
君の手のなかで保持することを知れ。

夕暮れの涼しさは
君にひと扇ぎごとにやって来る、
その囚われのひと打ちがそっと
押しやるのは地平線。

めまい! 空間が震えている、
崇高なキスのように、
それは、人のために生まれるのは阿呆だが、
姿を現すことも鎮まることもできない。

何と君は感じていることか、未開の楽園が
埋められた笑いのように
君の口角から
全員一致の折り目の奥に入り込むのを!

その王杖は、金色の宵に
よどんでいる、薔薇色の河岸のだが、
この閉じられた白い飛翔だ、君はそれを
腕輪の輝きのそばに置いている。



共通テーマ:学問

扇 マラルメ夫人の Éventail de Madame Mallarmé

          
        扇 マラルメ夫人の
言葉のためであるようにときたら
天に対するひと扇ぎだけ
未来の詩句がそれ自身を解放する
とても大事なその住まいから

翼を下げたままの使者
その扇がもしそれならば
君の後ろのそれによって
その同じ物としてのある清澄な鏡は

輝いた( そこでまた落ちるであろうものは
それぞれ粒になって追い回される
目に見えないほんの少しの灰
私を悲しくする唯一のもの )

いつもそうしてそれは現れてほしい
あなたの両手の間に怠りなく



共通テーマ:学問

続誦 Prose


         続誦
      ( デ ゼッサントのために )
イペルボール! 私の記憶から
意気揚々と君は立ちあがれないのか、
今は判読できない文字
鉄で覆われた本のなかにあるが。

なぜなら私は知識により、
霊的な心の賛歌を
私の辛抱の作品に配置するから、
地図、植物図鑑、典礼定式書。

私たちは顔をめぐらしていた
(私たちは二人だった、私はそれを断言する)
風景の多くの魅力に、
オーシスター、そこと君らのものを比べながら。

権威の時代は動揺している
そのとき、なんの理由もなく、人々は
私たちの二重の無意識が
深めているこの南部について言い、

そのとき、100のアイリスたちの土地、
それらはそれが確かに存在したかどうかを知っていて、
その景観が持たないのは「夏」のトランペットの
金色が示す名前だが。

そうです、大気が幻影でなく
眺望で満ちた島では、
すべての花がさらに大きく広がっていた、
私たちがそれについて語ることなしに。

それほど、巨大だ、おのおのは
いつも明るい輪郭で
身を飾った、すき間は
おのおのを庭々から分けた。

栄光、長く望んでいたもの、思想
すべては私のなかで高揚していた、
アヤメ科の花々が
この新しい義務に出現するのを見て、

しかしこのシスターは分別があり優しく
彼女の視線をほほ笑みよりも遠くに
向けなかった、そして、彼女を理解するように
私が費やすのは私の昔の関心事。

オー!知るべし、論争の精神、
私たちが黙るこのときに、
さまざまな百合の茎が私たちの理性にとって
あまりに大きくなっていたことを

それも岸辺が悲しむことではないが、
その単調な戯れが
私の青春の驚きのなかで
広がりの到来する意志に背くとき

私の歩みにわたって、すべての空と地図が
果てしなく離れる波自体によって
証明されるのを聞くことがその驚きだが、
この国が実在しなかったことを。

その子供は恍惚を捨て
道々によってすでに博学な
彼女は永遠の羊皮紙のために生まれた
アナスターズ! という言葉を言う、

ひとつの墓が、その祖父のある土地で、
あまりに巨大なグラジオラスの陰に隠された、
ピュルシェリー! という名を
刻んだのを笑わぬ前に。

  訳者注:イペルボール、アナスターズの
      仏語の語源の意味は、
      上に投げること、上がること。
      ピュルシェリーは東ローマ女帝の名。



共通テーマ:学問

葬送の乾杯 Toast funèbre


          葬送の乾杯 

オー私たちの幸福に関して、あなたこそ、宿命的な象徴だ!

錯乱の挨拶と青ざめた献酒、
信じてはいけない、回廊に関する魔法の希望に
金色の怪物が苦しんでいる空の私のグラスを私が捧げることを!
あなたの出現は私を満足させない、
なぜなら私はあなたを私自身で斑岩製の場所に置いたから。
その儀式は両手で松明を消すことだ、
墓の扉の厚い鉄に逆らって。
そしてみんなは間違って知らずにいる、詩人の不在を歌う
非常に簡素な私たちの祭典のために選ばれたのだが、
この美しい記念碑が全部の彼を閉じ込めていることを。
しかしその仕事の熱烈な栄光が、
灰による普通で価値のない時まで、
窓ガラスを通って、そこに誇り高い晩年が降りて明るくするが、
滅ぶべき純粋な太陽の輝きへ戻るという点を除いて!

壮麗な、完全な、そして孤独な、このような
自身の発散に恐れているのは、人間の誤った傲慢。
この慣れにくい群衆! 彼らは表す、我々は
未来の我々の亡霊の悲しい不透明な形だと。
しかし喪の紋章がむなしい壁々に散在しているが、
私は一滴の涙という明晰な恐怖を軽蔑した、
そのとき、神聖な私の詩句にさえ、怯えさせるものではないが、
耳を傾けないで、それらの通行人の誰かが、高慢で盲目で
口がきけなく、だぶだぶの屍衣をきた滞在客だが、
死後の期待をする無垢の英雄に変身した。
広大な深淵は、霧の堆積のなかに
彼が言わなかった言葉の短気な風によって生じ、
その虚無は、昔に消し去られたこの「人間」に
「数々の地平線の思い出、オー君、地上は何なのか?」
と夢は吠える。それで、明晰が変質している声、
空間が玩具として持つのはその叫び、「私は知らない!」

「師匠」が、深い眼差しによって、その歩みにわたって、
鎮めるのは、楽園の不安な不思議
その最後の戦慄は、ひとりきりの彼の声のなかに、
「薔薇」と「百合」について、名詞の神秘を呼び覚ます。
この運命から残るものはないのか、否か?
オー君たちみんな! 暗い信仰を忘れなさい。
永遠の光輝く天才は、霊を持たない。
私としては、心配する君たちの欲望について、私は見たい、
この星の庭園が私たちに課している理想の義務のなかで
きのう消え去った人における、
その静かな災厄の名誉のために
陶酔する真紅と大きな明るい萼である言葉たちの
大気を通る荘厳な動揺が、生き残っているのを。
雨とダイヤモンド、透き通るような眼差しが、
何ひとつ枯れることのない、これらの花々の上のここに残されて、
時間と昼間の光のなかに、その言葉たちを孤立させている!

これはもう正に、私たちの真の茂みのまったくの住みか、
そこでは純粋な詩人が、謙虚で心の広い態度のゆえに
彼の責務の敵である夢に対し、そこの居住を禁じる。
彼の崇高な休息の朝、
そのとき死は昔から、ゴーティエにとっても同様で
聖なる目を開けないことと沈黙だが、
目的は貢物を納める小道の装飾としての
頑丈な墓が出現すること、そこに横たわるのは害するものすべて、
吝嗇な沈黙、鈍重な夜。



共通テーマ:学問

聖女 Sainte


       聖女
             
窓のそばに、そこで隠しているのは
金箔がはげている
古いヴィオルの白檀、かつてフルートや
マンドーラとともに輝いていたが、

青ざめた聖女がいる、古い本を
広げて、それが開いているのは
聖母の賛歌、かつて晩課や
終課に従ってとめどなく流れていた。

聖体顕示台の窓ガラスで、
天使によってかすめているのは竪琴
夕暮れの飛翔とともに音を発せられている
繊細な指先のために、

それは、古い白檀でも
古い本でもなく、楽器としてのその羽毛の上で
揺り動かしている、
沈黙の音楽家だ。



共通テーマ:学問

[ 髪が それをすっかり . . . ] [La chevelure vol . . . ]

      [ 髪が それをすっかり . . . ]
             
髪が それをすっかり広げると
欲望の極西での炎の飛翔であるが
置かれるのは(ティアラは死んでいくと言えよう)
戴冠したその額の辺り 昔の暖炉

だが あの生き生きした雲 常に自然な
内部の火の発火よりも 金にため息をつくことを
しないで ただひとつのものが続いている
真実のよく笑う目の輝きのなかで

優しい英雄の裸が中傷するのは
その女性 彼女は星や指の火を揺れ動かさない
栄光がありながら ただその女性を単純化するだけだ
頭によって実行するのは きらめく偉業

ルビーでちりばめられ 疑いの皮をはがされている
喜ばしい守護の松明のように


共通テーマ:学問

半獣神の午後 L'Après-midi d'vn favne


            半獣神の午後
              田園詩
              半獣神
あのニンフたち、私は彼女たちを永続させたい。
                      とても明るい、
彼女たちの軽い鮮紅色、それは舞っている、
密生した眠気にまどろんでいる空中で。
                 私は夢を愛したのか?

私の疑いは、古くからの夜の堆積だが、繊細な多くの
小枝の様態で終わる、それは、まさに実際の森のままであるが、
アーなんということだ、私だけがバラの観念的な誤りを
勝利として私自身に捧げていたことを示している―

よく考えよう . . .

          すなわち、もし君が批評する女たちが
君の想像を絶する望みを象徴するならば!
半獣神、幻想は青く冷たい両目から逃げるのだ、
涙を浮かべる泉のようで、最も純潔だが。
とはいえ、まったく喘いでいるもう一人が、君の羊毛のなかの
暑い一日の微風のように際立っていると、君は言うのか?
とんでもない! 不動で疲れて失神の時
さわやかな朝が抗っても熱気に息がつまったからだが、
水は囁かず私の笛が注いでいる、
美しい響きで散水された木立に。そして唯一の風は
二つの管の外にすぐ漏れる、それが乾いた雨のなかへ
その音を散らす前に。
それは、皺で動かされていない地平のあたりでの、
目に見える穏やかな人工の霊感の
息吹なのだ、それは空に戻る。


オー岸辺、シチリアの、穏やかな沼のだが、
それぞれの太陽に対抗して私の虚栄が踏み荒らすところ、
輝く花々の下で黙っている、話しなさい
「私がここで切っていたものは中空の葦、才能によって
 手なずけられている。そのとき、遠くの草木の
青白い金色の上で、泉に葡萄を捧げながら、
揺れているのはひとつの白い生き物、憩っている。
そして草笛が生まれ、ゆっくりとした前奏のところで、
飛び立つ白鳥たちは、いや! 泉のニンフたちは逃げる
あるいは水に潜る . . . 」
            生気のない、総ては燃えるが黄褐色の
時間のなかで、痕跡をとどめず、何かの技で同時に逃げ去ったのは
過度の婚姻、ラの音を探す者によって願われていた。
それならば私は根本的な熱情に目覚めるのか、
直立してただひとり、古代の光の波のもとで、
ユリ! と君たちのひとり、天真爛漫のための皆。

あの人たちの唇によって漏らされる甘い無のほかに、
キスは、心の奥の不実を確実にするが、
私の胸は、証明をしないが、ある厳かな歯による
神秘の噛み跡を証拠とする。
だが、もうたくさんだ! そのような秘法が心の許せる友に
選んだのは、対になった太い葦、それを青空のもとで奏する。
その者が、自分への頬の動揺を曲解して、
長い独奏のうちに夢見ているのは、私たちが周囲の美人を
楽しませることだ、彼女自身と私たちの信じやすい歌の間の
あいまいな混同によって。
そして愛が転調すると同じく高い調子で
見えなくさせるのは、背中やきれいな脇腹の、
追いかけられる私の閉じた眼差しを伴う、月並みな夢、
よく響く、無意味で単調なライン。


それではやってみよ、逃走の楽器、オー機転がきく
シュリンクス、再び葦となることだ、君が私を待つ湖で!
私としては、私のうわさを誇りに思うが、私は女神たちのことを
長々と話すとしよう。しかも偶像たちの描写から、
影を取り去り、また帯もだ。
そうすると、私が葡萄からその輝きを吸ったとき、
そらされた見せかけにより後悔を遠ざけるためだが、
よく笑いながら、私は夏空に中身のない葡萄の房を高く掲げる、
そして、輝くそれらの皮のなかに息を吹き込み、陶酔を
渇望し、夕暮れまで私はそれを透かして眺める。


オーニンフたち、再び膨らませよう、様々な思い出を。
「私の眼差しは、葦に穴をあけ、おのおのの不滅の首を
刺していた、それは波の上で焼けつく穴を水に浸す
森の空に怒りの叫び声をあげながら。
そして光り輝く髪の水浴は、光と震えのなかで
見えなくなる、オー宝石類!
私は駆けつける。私の足元で、互いに結びつけているのは
(二人でいることの悪を試食するという物思いにやつれて)
眠る女たち、危険な腕々だけのなかにいる。
私は彼女たちをほどかないで奪い去り、飛び込む、
すべての香りを太陽で涸らしているあのバラの、
軽薄な木陰に嫌われている茂みに、
そこでは私たちの馬鹿騒ぎが、焼き尽くされた昼と同じであれ。」
私はその処女たちの怒りを讃える、オー荒々しい陶酔、
神聖な裸の重荷のだが、その女は滑り動く、
私の燃える唇を避けるために、稲妻が震えるように!
肉の秘密の恐怖を飲みながら。
つれないそれらの足から臆病な心まで、
同時に捨てたのは無垢、
こらえきれない涙や悲しみの少ない湯気に濡れて。
「私の罪、それは、油断ならない恐怖を征服するのに
楽しみながら、神々が見事にもつれさせている
乱れた繁みをキスで分けたことだ。
結局、私が火のような笑みを、ただひとつになった幸運の
うねりの下に隠そうとしていた時すぐに(さりげない
一本の指で保っているのは、彼女のうぶなニンフ、幼く、
無邪気で、赤くならないのだが、
掻き立てられる彼女の姉の興奮に染めるため。)
さまよう死でほどかれる私の両腕から、
あの恩知らずの獲物は自由になる、
私がまだ陶酔する嗚咽に容赦なく。」


仕方ない! 幸福へと、ほかのニンフたちが私を引いていくだろう、
私の額の角に結ばれた三つ編みで。
私の情念、君は知っている、赤紫ですでに熟した、
それぞれのザクロは弾け、蜜蜂は唸っている。
そして私たちの血は、それを捕らえようとすることに熱中するが、
果てしない欲望の大群に対して流れる。
その森が金色と灰色に染まる時刻に、
ある祭りが、くすんだ葉叢で高揚する。
エトナ山! ヴィーナスが君のなかに訪れて
君の溶岩の上で無邪気な両踵を置いた、
その時、悲しい眠りが轟き、炎が尽きる。
私は女王を抱えている!
           オー罰は確かだ . . .
                      いや、だが
放心した言葉の魂と重いこの体は
真昼の誇り高い沈黙に、遅れて敗北する。
眠らねば、ただそれだけだ、涜神の言葉を忘れて、
渇いた砂の上で横たわり、そしてなんと私は好きなことか、
葡萄酒に効果のある太陽に向けて私の口を開けることが!


カップル、さらば。私は君がなった幻を見るだろう。



共通テーマ:学問

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。