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聖女 Sainte


       聖女
             
窓のそばに、そこで隠しているのは
金箔がはげている
古いヴィオルの白檀、かつてフルートや
マンドーラとともに輝いていたが、

青ざめた聖女がいる、古い本を
広げて、それが開いているのは
聖母の賛歌、かつて晩課や
終課に従ってとめどなく流れていた。

聖体顕示台の窓ガラスで、
天使によってかすめているのは竪琴
夕暮れの飛翔とともに音を発せられている
繊細な指先のために、

それは、古い白檀でも
古い本でもなく、楽器としてのその羽毛の上で
揺り動かしている、
沈黙の音楽家だ。



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[ 髪が それをすっかり . . . ] [La chevelure vol . . . ]

      [ 髪が それをすっかり . . . ]
             
髪が それをすっかり広げると
欲望の極西での炎の飛翔であるが
置かれるのは(ティアラは死んでいくと言えよう)
戴冠したその額の辺り 昔の暖炉

だが あの生き生きした雲 常に自然な
内部の火の発火よりも 金にため息をつくことを
しないで ただひとつのものが続いている
真実のよく笑う目の輝きのなかで

優しい英雄の裸が中傷するのは
その女性 彼女は星や指の火を揺れ動かさない
栄光がありながら ただその女性を単純化するだけだ
頭によって実行するのは きらめく偉業

ルビーでちりばめられ 疑いの皮をはがされている
喜ばしい守護の松明のように


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